日記
2005/02/04/(Fri)01:45  S川くんの思い出2
すき間風の音かと思った。
ひゅるひゅる・・・

学生時代、それぞれ一人暮らしの若造どもが、今日のねぐらをイトウの下宿に決めた。
百草園から徒歩20分という、いかにも安そうな下宿。みんな、酔っ払って就寝中。

すき間風かと思った音が、言葉みたいに感じられてきた。

  イ・ト・ウ・く・ん・・・  イ・ト・ウ・く・ん・・・

すき間風はそんな風に聞こえた。

  イトウくん・・・  イトウくん・・・

だんだんと人間の発する言葉みたいに感じられてきた。
声帯をなるべく震わさないように。「でも、何とか伝えたいんだ」!
そんな感じに聞こえてきた。

・・・イトウく〜ん


ん!?これはすき間風ではなく、人間の言葉だな。と、自分が目覚めたとほぼ同時に
イトウも目覚めた。

「ん?・・・ あ? あれ?・・・なんすか?」とイトウ。

そのとき、すき間風の正体は、S川さんのささやき声だったということが判明した。

「かみ」


声のするほうを見ると、
トイレのドアを少しだけ開けて、こちらを向いているS川さんが見えた。

「イトウくん・・・ごめん、紙が無い・・・」

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イトウが替えのトイレットペーパーを渡した。
空がようやく白み始めたころの出来事。

さすが。
朝から食パンを「いっきん」食うやつは、腸の動もが活発だ。

2005/02/03/(Thu)02:07  おやじギャグの定義とは?
タイトルの件。

WEBで「おやじギャグ 定義」で検索すると、数件ひっかかった。
関係ないコンテンツもあるが、こんなことを定義しようとする人もいるんだなぁ。

自分が定義するとしたら、どうだろう?
- 上手に人間関係を保とうとしている人を相手にしゃべる、自分勝手な笑い話
- つまらない冗談を聞かされ、不愉快な思いをしながらも微笑みを作らざるを得なかった、そんな被害者がその冗談を表現する言い方
- 何らかのメディアで周囲を喜ばせている現象に振れ、同様に周りに幸福を与えていると誤解しながら放つ話

電車の中で、面白くない話をデカイ声で仲間に聞かせる若者をみて、
「これはおやじギャグなのか?否か?」と考えながら帰宅した。

・・・あああ こんなことを検討している時間がもったない。

2005/02/02/(Wed)03:11  あ、そうだ
寝る前に、日記に書こうとしてたことを思い出した。

平日、会社に出かける直前に、あえて「昔の」音楽のMDを探して迷うことがある。

あれやこれやと手に取り迷い、これまで最も選ばれたのが、クリムゾンのRedだな。
キング・クリムゾンなんて、全然詳しいわけではないのだが、あの始まりはすごい。

朝一番。あれを聞きながら通勤経路。
ある程度、決まったパターンの今日が始まるんだろうな、なんて怠ける自分に
喝を入れてくれる。

2005/02/02/(Wed)03:01  今日も1日はものすごかった!!
すごかったがもう3時だ。
眠いから寝る。

2005/02/01/(Tue)01:53  おばあちゃんネコたち
ウチのニャー達(ふたつ)は、揃っておばあちゃんなので、たまに仕事の帰り道に
「あいつら、生きてんだろうか?」
と不安になることがある。

帰ってすぐに確認。
呼吸していて、暖かく、幸せそうに(人間の主観だが!)寝ていると、
ああ、今日も同じ日を生きのびたたねぇ、と、(これもまた人間の主観で)ほっとする。


ばあちゃんふたつ

2005/01/30/(Sun)13:45  スポーツ中継
いま、ホームページのメンテをしながら大阪国際女子マラソンを見ているのだが、
番組テーマソングかなんかでアルフィーの曲が始まった。

何となく聴いていたのであまり覚えていないが、諦めるな、頑張れ、みたいな内容の曲。
その曲をBGMに、それぞれ走っている選手がアップになったり、ひいた絵に
なったりしてる。

感動的な演出、というつもりなのかも知れないが、好かん。いただけない。

もうずいぶん前だが高校野球の決勝戦。
最後のバッターを仕留め、決まったー!!という瞬間に、画面の右下にサブ画面が現れ、
テレビ観戦で応援してた地元のおっさん・おばさん大喜び!の絵が現れたことがあった。

野球好きの自分、普通なら感動がグワっと盛り上がるところだが、一気に引いた。
・・・怒りを通り越して笑ってしまった。

せいぜい歓声を拾うマイクを大きめにする、程度でいいんじゃないだろうか?
スポーツ中継の演出は。

少なくとも、マラソン中継にBGMは要らない。
コメント
  • あたらしものずき(2005/01/30 14:50)
    賛成!スポーツ中継にBGMはいらない。
    わたしは中島悟がいた頃のF1中継のBGMが鬱陶しかった。走行するマシンの音だけを聞きたいのだった。
  • 管理人(2005/01/30 22:29)
    モータースポーツなんて特に、ものぐごい速さのマシンとエンジン音。それがすべてだものね。
    現場をドライに伝えてくれたほうが、観ている側は熱くなれるのだ!
  • 通りすがりのベーシスト(2005/01/31 20:43)
    あと、80年代の洋モノのポルノのBGMもね
  • 管理人(2005/01/31 22:31)
    相撲にBGMが無いのが救いです。
    そのうち「近頃の相撲人気がイマイチ」とかで、ショウアップでもされたら・・・
    いよいよ終末ですな。でも笑えるかも。

2005/01/29/(Sat)10:35  品川がスカイウェイなら、神田はリアルウェイ
昨日また品川へ行った。
「スカイウェイ」というのは、ビルの2階部分あたりを繋ぐ歩道の総称だということに
気づいた。駅の近くになるとそれらが集まってきて6車線ぐらいの広さになる。

1週間を終えたサラリーマンたちの流れに乗って、スカイウェイを帰る。
仕事の用事というのは
「仕事仲間3人で、2日間の講習会を受けに行く」
というものだった。昨日(金曜日)が最終日。

別に、品川に行くぐらい、そんなに貴重な体験でもなんでもないのだが、普通だったら
「ま、せっかくだから一杯やってくか!」
という状況だ。

しかし、そのときすでに「納品先で不具合発生。本日修正版を送付せよ。」という
連絡を受けていた3人は、まっすぐ自社に向かう電車に乗った。

神田到着。スカイウェイとは対照的な地上の道、それも、ものすごく土臭いというか、
おっさんくさいというか・・・そんな雰囲気の中をゆく。
帰宅のおっさん達と逆流して歩く。

結局、終電近くまで居て、同僚のSくんとコンビニで買った酒を路上で飲んで帰った。

ああ、これが現実。

2005/01/28/(Fri)01:04  「ヌーの大移動」ではなく
仕事の用事があって、品川インターシティ? 品川グランドコモンズ?とか、
あの辺に初めて行った。
品川駅のあっち側というのは、とりたてて何、というものは無かった記憶があるのだが、
なんじゃこりゃ!?とビックリした。昔の印象とまったく違ってた。

でかいビルがたくさん建っていて、それぞれのビルにきれいな道がずっと繋がっていて、
・・・それも、一般道路の上を通っているので信号とかも関係なくて。
歩いている人はほぼ全部会社員。会社集合タウンだ。

用事を済ませて午後6時ぐらいに駅に向かう。これがまた圧巻だった。
駅の近くの「スカイウェイ」というルート。
(一般道路でいうと、両側6車線分ぐらいの幅があるんじゃないか?)

ものすごい数の会社員たちが駅に向かっていく。
まるで、東京ドームとかコンサートホールのイベントが終わって、客が一斉に駅に
向かう感じ。

うわ、参ったな、帰りのJRの切符を買っておけばよかった、なんて感覚的には思って
しまうのだが・・・
イベントの後とまったく違うのが券売機。ほとんど購入する人が居ない。
ものすごい数の人達がそれぞれ、定期券とかSuicaとか出して改札を抜けていく。

まさにサラリーマンの大移動だ。

2005/01/27/(Thu)00:03  弱点
誰にでも弱点はあると思うが、自分の場合は「爪」がダメだ。

どうダメかというと、自分の爪が伸びているのがダメ。
気になって仕方ない。

自分の許容範囲というものがあるらしく、それを超えると許せない。
気になる前はなんでもないのだが、
「あ、範囲を越えてるな」と感じた瞬間、ストレスを感じてしまう。
パソコンのキーボード打つときでも、ギター弾くときでも、余分な感触を感じてしまう。

高校野球で爪を剥いだときからだろうか。

バッティング練習の1球目にバントをするところで、体に近いボールを避けようとして、
右手の中指をやられた。
(バットに当てて逃れようとしたが、中指がボールとバットの間にはさまれた)

右手中指の爪は、直後は赤く変色していたが、その後取れた、
その後、しばらくはさすがに守備練習は休んでいたが、数日後に復帰。

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外野手だった自分は、ノックを受けてボールを捕球、よし返球だ・・・

ノックも、シチュエーションがある。
「2塁にランナーがいるとき、ヒットを打たれた。ホーム帰ろうとするから刺せ!」
という練習だったので、

「ホーム!!!」とか叫びながら、ボールを放つ・・・

球をリリースする瞬間、人差し指の感覚はこれまで通りだが、爪の無い中指が、

 ふにゃ

と、抑制が効かない感じがいやだった。まあ、すぐに慣れたが。

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そんな経験が原因かどうかわからないが、いまでは、指先を他人に触られるのも
いやになってしまった。なんかお尻のあたりがムズムズする。
さらに、他人の長い爪も見るのがいやだ。はがれそうで。

長い爪とかいうと、女性がオシャレのために伸ばしている=>引っかかれる、
みたいな印象があるので、
「どうも長い爪はダメだ」
とか言うと、
「女難の思い出。トラウマですな。」
なんて冗談っぽく言われることもある。

「んん?あ、やっぱりわかっちゃうー?」
なんて返答したりするけど、実はそんなことは関係なくダメなのだ。

弱点だ。爪なんて無きゃいいのに。

2005/01/26/(Wed)01:13  ホワイトボード
「絵はすべての人が描くべきである」
というのは岡本太郎さんの言葉。

子どものころは平気で描いているが、「うまい」「へた」とかいう他人の評価に
さらされるうちに、「へた」の評価を受け続けた人はだんだんと、無邪気に絵を
書くことを忘れる。

いや、そんな体裁にこだわらずに楽しく、思い通りに描けばいいんだ。
というようなメッセージだと自分は思っている。ズレてはいないはず。

だから・・・というわけでもないが。

人が少なくなった定時後、仲のよい Sくんと休憩がてら、空いている会議スペースで
一緒にやってる仕事の話をしていた。
「ここがうまくいかないんだ」とか。

ホワイトボードに「いま、ここにハマってるんだよ」とか、
現状の問題点を書きながらも "休憩がてら" ということもあり、話は脱線。
自分も決して絵が上手というわけではないが、最終的には、

 "共有ドライブをマッピングする"

という言葉を紳士風の帽子に書き、トレンチコートの襟を立てたニヒルな紳士の後ろで、
「ナニアレ?」「キャハハ」と若い女性に笑われている、という絵になってしまった。

キャッキャッ笑いながら、いつの間にかどんどん書いていくのだが、
最終的には「さっ。やるかー」と全部消して白いホワイトボードに戻る。

やっぱり、自分は絵を思いつくままに描くのは楽しい。

絵はすべての人がかくべきである。


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