OJTに入っているバカヤロ。 実際にお客さんが使うことになるプログラムを書いている。 日々、少しずつ進歩していってくれて、面白い。
やることは大まかに言って3つ。 (1)入力ファイルから情報を取得する (2)データベースから情報を取得する (3)結果をファイルに出力する
(1)はさんざん課題プログラムでやった。
「構造体変数に情報を取得いきな。」 まったく問題なし。 よかった。研修でイタイほど教えておいて。順調だ。
しばらくして「どうよ?」と訊きにいくと。
「データベースって・・・どこにあるの??」
来た来た来た! アイツはいつもいい質問をして楽しませてくれる! どうやらヤツは、データベースを、ファイルのように読み込もうとしているようだ。 ファイル読込み関数に続いて・・・ReadFromDB()・・みたいな関数を作ろうとしている。
「データベースはどこにあるか? サーバ室にあるXXXXXXってマシンにあるよ。」 ニヤニヤしながら、わざといじわるに言った。
バカヤロは、またバカにしてぇ、という顔をしている。
「オマエ、これ、前に何度も説明したぞ!」
確かに説明はしたが、そんな机上の説明だけで理解しているはずないじゃん、と思っているので、 「じゃー、もう一度だけ説明する。これで最後だぞー!」 とニヤニヤしながら言った。
口頭で "こういうもんだよ" と説明して、納得した感じになったって、わかるはずない。 やらにゃあわからん。バカヤロはまさに今、「やるとき」。
「最終的にはOSファイルだ。だけどね、これを読み込んで処理しようとしたらたいへんだよ」 ・・・というところから説明した。 最後には、 「でもね。いま教えたことは、このソフト(仕事でカスタマイズしてるソフト)が提供してる関数を使ってるだけなんだ。 違う仕事やるときはこんなの使えない。 オマエは、"手に職付けたい" って言ってたけど、この書き方だけ覚えても、ダメなんだよ。OK?」
結局、先週のうちに何となくDB操作のプログラムも書いていったようだ。
あのバカヤロは、バカヤロな質問を勇気もってどんどんぶつけてくれて、 説明したことを、不器用だけど頑張って少しずつ吸収してくれる。
こっちとしても、相変わらず楽しくてしょうがない。 | |