帰り、神田で山手線に乗った。
そんなに混んではいなかった。 他人の足を踏まないように注意して乗り込む程度。
無事に乗り込んで、やれやれと思ったら、背後から「降りま〜す」との声。 自分のすぐ後ろぐらいまで、ようやくたどり着いたようだ。
自分とドアの前に、女性が一人乗り込んでいた。 あ、いったん降りてもらおうと、なんとなく前方に体重をかけ、 「降りる人いまーす 降りる人いまーす」 と言ったが、前の女性はうつむいて動いてくれない。
・・・と、その直後、電車のドアは閉まってしまった。 思わず「あー!」と大きい声を出した。が、無駄だった・・・
ドアが閉まって電車が動き出してから、気づいてくれなかった前の女性を見たら、 ヘッドフォンつけてた。音楽聴いているようで、ハイハット・シンバル系の音もれ多少あり。
ううぅぅ、オマエ、オレがわざわざ声かけたのに、どいてくれなかったのは、 その耳栓のせいかよ! 鈍い女だ。ばかやろう! ・・・汚い言い方だが、そう思わざるを得ない。
と、思うのと同時に、「降りま〜す」の人には、 「申し訳ない。自分の力不足です。(前の女を押し出す)」 と、心の中で思うのであった。 | |