掲示板に書いたとおり、御茶ノ水の楽器屋にデジタルMTRを見に行った。 さすがは御茶ノ水の楽器屋さん街。 先日、錦糸町でチェックした価格より、相場は3,000円程度安い。
中でも安かったのは、谷口楽器。自分がTakamineを買ったところだ。 御茶ノ水相場から、更に3.000円程度安い。 決めた!(ほぼ) やっぱ、谷口だねー。おれは好きだ。
--- Takamineのエレアコを、初めて買ったのが谷口楽器。 なぜ谷口に行ったのかは、あまり覚えていない。 たぶん、他の楽器屋で価格とか見ながら歩いていって、谷口楽器に行ったときに 「どうぞ、試し弾きできますよー」と声を掛けられたのかな。
今日も見かけたが、そのときも女性の店員さんが対応してくれた。 まずは、自分が考えていた価格帯では、どの店でもイチオシで置いてある機種を試した。 TakamineのPT-107だったかな? 一応YAMAHAの同じぐらいの価格のものも弾かせてもらった。
弾いてみても、いいんだかよくないんだか、わからない。 アンプを通したらわかるかなぁ、なんて試させてもらったがやはりわからない。
「自分の知り合いは、タカミネ、タカミネ、っていう人が多いんですけど、やっぱり 良いんですかねぇ」 楽器には疎い自分。なかじまよしおさんから教えてもらった知識で、なんとかTakamine ぐらいは知っていただけ。正直に訊いてみた。
「うーん、そうですね。タカミネは日本で初めてエレアコを作ったメーカなんですよ。 だからタカミネファンは多いようですね。プロの方でも愛用している人は多いです。」 女性店員はさらっと教えてくれた。エレアコ使う人にとっては常識なのかも知れないが、 自分は無知。へぇ〜・・・と感心した。
これを聞いて、試し弾きした2機種のうちのTakamineのほうにしようと、 ほぼ決めかけていたのだが、一応聞いてみた。 そのころは 路上とかでも演奏したりしてたころ。 「たまに路上で演奏したりするので、鳴りのいいやつがいいんですよねー」
「ふ〜む、なるほど。でしたら、ちょっと待ってください。」 奥から違う機種を持ってきてくれた。
「生音の鳴りも重視するとなると、ボディーが大きいほうがいいんですよ。 こちらはさっきのよりもボディーの面積も広くて、奥行きも厚い。 こっちの方が、鳴りはいいですよ」
手にとって弾いた瞬間「これだ!」と思った。 細かいことはわからないが、さっきと全然違う。 出る音もデカイし、何しろ鳴ってる振動がカラダに伝わってきて気持ちいい。 即決で購入した。
そのとき買ったギターは酔っ払って紛失してしまった(もしかしたら盗まれた?)。 ものすごくショックで、ギターを買いなおすこともできなかった。 ライブも、3年ぐらいか?先輩から借りたギターでこなした。
よし、今度はなくしたりしない!買いなおそう!と決断し、 迷わず「色まで含めて同一機種」を選んだのは、そのときの印象が強いんだろう。
---- またあるとき、何十年も愛用しているエレキギター(グレコのレスポール)のボリューム がガリガリいうので、持っていた。部品交換かな?と。
そのときはエレキギター売り場の男性店員、タダモノでない風の人。 「最近あんまり弾いてないんですよ。ボリュームのところ、交換ですかね?」 と訊いた。
「うーん、ちょっといいですか?」 接点復活材(だっけな?)をシューっと吹き付けてボリュームをぐりぐり回す。 店員さんが弾いているうちに、ガリ音はだんだん無くなってきた。
「ま、弾いてなかったせいかも知れない。これでちょっと様子をみてみてください。」
え?そう。 てっきりすぐに「こりゃ交換ですね〜。預かります。」とか言われると思ったんだが。 ま、よかったよかった。見てもらったから、メンテ料いくらぐらいかな?と思い訊いた。
「そうですか。ありがとうございます。おいくらですか?」 「ん? いや、いいっすよ。」 ぶっきらぼうに言われてしまった。
----- お気に入りの楽器屋さんとかは、人によって違うと思う。
自分が谷口楽器を好きなのは、まず「あまりチャラチャラしてない店構え」。 いかにも「楽器屋です」という、どちらかというと地味な看板。 (・・・自分の感覚、「エレキやろうぜー!屋だぜ」<=>「楽器屋です」という比較)
そして、楽器屋です、みたいに、構えているわりに、お手ごろな価格。 (・・・これも自分の勝手な思い込みかも知れないが、そういう雰囲気のところは えてして高価、というイメージがあるので)
例えば、自分は「音楽やってるけど器材には無頓着・無知」。 常識みたいなことまで含めて、知らないこと・やりたいことを伝えて、アドバイスを もらいながらベターな器材を選びたい。 そんなタイプの人には谷口楽器はお勧め! | |