祈り
雨のしずく落ち その先にはボクの手のひら
握りしめたらば 逃げられない小さな水溜り

ボクは手を開き そのまま見つめる一粒の光
そして時は経ち いつの間にか消える光

ボクの命なんてこの水のように消える
時間がない 今すぐに飛び出さなければ間に合わない


明日またここでキミと会えたならば幸せと呼ぼう
会えないのならばボクは祈り捧ぐ
どうかキミが微笑んでいますように


キミの涙落ち 受け止めるのはボクの手のひら
慰めるように 交わってくのはボクの涙

ふた粒じゃないさ それはいまや ひとつの光
そして時は経ち 悲しみとともに消える光

ボクらは昔のことを直そうとしておかしくなっちまった
変えられない過去などは 忘れなければ歩き出せな


明日またここでキミと会えたならば幸せと呼ぼう
会えないのならばボクは祈り捧ぐ
どうかキミが微笑んでいますように



幸いなことに人は忘れるという才能を与えられた
昨日のボクらの悲惨な泣き顔もどこかへ消しちまえ
アタマの固いやつらの批判は笑い飛ばしてしまおう
いまだに答えがわからないとしても 探してきゃいいさ


だから
明日またここでキミと会えたならば幸せと呼ぼう
会えないのならばボクは祈り捧ぐ
どうかキミが微笑んでいますように


作詞・作曲 日向俊雄