キャッチボール
君は投げる 白いボール 青い空の下 キャッチボール
日に焼けた腕がしなやかにしなる 解き放たれた白いボール
君はニコニコと笑っているね 僕も負けずに笑いかける
君の投げた白いボール 僕は捕るよ
「ナイスキャッチ」「ナイスキャッチ」

君の手のひらのぬくもりかな
暖かいね このボール
思えば何十回、いや、何百回も
こんなキャッチボール続けたよね
青く透きとおる空の下で
僕は君とキャッチボール キャッチボール
さあ 今度は僕が投げる番だ

僕は投げたけど
君はそこにいない

最後のキャッチボール いつだったかな
遠い昔のキャッチボール
青い空に 白いボール
今でも僕は投げ続ける


今や僕はソファに腰掛け
手のひらの中には ウィスキーグラス
生きてゆくのに ちょっとずるくなって
作り笑いするときもあるさ
でも
青い空を眺めれば 僕の目には はっきり見える
君の投げた白いボール 僕は捕るよ
「ナイスキャッチ」「ナイスキャッチ」

最後のキャッチボール いつだったかな
遠い昔のキャッチボール
青い空に 白いボール
今でも僕は投げ続ける

作詞・作曲 日向俊雄