雨宿りの犬
雨音は 不規則に響き
雲は青空を覆う
屋根の下にもぐりこんだ僕は
ぼんやりと水たまりを眺める

水が落ちて輪が広がる
見つめる僕は雨宿りの犬

生まれたときは寒かった気がする
一緒にいたヤツはすぐに死んでしまった
雨音が 数を数えてる
暗い空はますます暗く

一粒の雨が生き生きと跳ねる
見つめる僕は雨宿りの犬


いつまでもぼんやりと ぼんやりと
雨音を数える 数えてる
落ちる雨を 目で追いかけている
いつまでも いつも 雨宿りの犬 犬


雨音は容赦なく響き
水たまり 空を映し出す
行くあても まったくない僕は
言い訳のように この雨を見る

必然の道で落ちるのか? この雨
見つめる僕は雨宿りの犬


いつまでもぼんやりと ぼんやりと
雨音を数える 数えてる
落ちる雨を 目で追いかけている
いつまでも いつも 雨宿りの犬 犬

作詞・作曲 日向俊雄