自分でシュリンク包装をやってみる
  
  ●お金かけずにシュリンク包装

    自分が楽曲を公開しているサイト、Shamrockさんから、これの案内が来ました。
  「amazon.co.jpでCD販売か〜。おー、できたらいいね〜」

    読んでもらえばわかりますが、条件がいくつかあります。
    その中でも「シュリンクラップ包装されていること」。

    最初はどんな包装だか知らなかったのですが、調べてみたらなるほど。
    ピッチリとラップしてあるやつか。
    ソフトウェアなどのメディア等の「開けたら契約に同意」的なやり方は「シュリンクラップ契約」と呼ばれているらしい。


    ま、業者に頼めば楽なのだろうけど、自分の場合、
    「取り扱ってもらえるんだかわからない」
    「取り扱ってもらったとしても、何枚売れるんだかわからない」
    という、非常に消極的な(!)スタンスなので、極力お金はかけたくない。

    自分でやってみようと。
    この記事はその報告でございます。


  
  ●シモジマさんで訊いてみた

    さっそく、浅草橋のシモジマさんで訊いてみた。ラッピング用品の総合店!

    必要なものは以下の3つ。

  (1)シュリンクフィルム
          ラップそのもの。ふたつ折りのシールをロールで売ってます。100mで2,500円ぐらい。
  (2)シーラー
          フィルムの端を止め、溶断します。1万何千円か。
  (3)工業用ドライヤー
          シーラーで四角く包んだフィルムを熱で収縮させます。お値段忘れたけど、これも1万円以上だった。


    けっこう金かかるな・・・


    「これら3点セットがこちらです。」
    「2万5千円ですかぁ・・・ま、確かにお得セットだけど・・・」

    「この、2,500円のクリップ式シーラーじゃダメなんですか?」
    「これでもできなくはないですが、お菓子の袋を止めるような用途なので、面倒だと思いますねぇ」

    「ドライヤーは、普通のヘアドライヤーじゃダメなんですか?」
    「全然温度が違います。ヘアドライヤーだと厳しいと思います。」


    「そ、そうっすかぁ・・・ 検討しますぅ・・・」

    と、言って帰りながらも心の中では
    「クリップ式シーラーとヘアドライヤーでトライしてみよう。」
    と決めていたのであった。


  
  ●試してみた

    以下、実施報告です。
    これが買ってきたセット。シュリンクフィルム(200mm幅×100m)と、クリップシーラー「Z-1」。
    (Z-1はけっこうwebの検索でもヒットする。)
    


  
  (1)まず、一角を溶断する
    
      クリップシーラーのタイマーはMAXの時間にしておきます。
      家庭用なので「溶断」ではなくて「溶着」タイプのようで、引きちぎるようにして切る感じ。
      うまくやらないと、ナカナカきれいにいかない。

      フィルムはふたつ折りなので、この時点で袋の一角ができます。


  
  (2)フィルムをカット
    
      CDを入れてみて、適当に余裕を残してフィルムをカットします。

      普通の卓上シーラーならば、そのまま溶断すればいいのですが、クリップシーラーはそれができないので、カットします。
      次に反対側から溶断するので、数cm余裕を残して切ります。
    

  
  (3)溶断して四隅を包む
    
    
      カットした側からでも、もうひとつの端からでも、どちらでもよいです。

      溶断しやすいように、適当にカットしてからやったほうがよいと思います。


  
  (4)ドライヤーで熱する
    
      あとはドライヤーで熱するだけ。

      やっぱりここで時間がかかったな。


  
     できあがり!
     


  
  ●感想

    やはり、ドライヤーが一番厳しい。
    ヘアドライヤーだと一枚仕上げるのにけっこう時間がかかる。
    (シモジマさんで工業用ドライヤーの仕上げを見せてもらったときには、あっという間に仕上がったのだが・・・)

    今回は、とりあえずサンプル送付用の2枚だけなのでよいのだけど、何十枚もやるのはたいへんかも。

    クリップシーラーは「コツ」みたいなものを掴めば、なんとか上手に使っていけるような気がしました。


  おしまい。
  
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